どうも、たか丸(@takamaru_bkrk)です。
あいかわらず、たまに腹痛が再発しながらもなんとか転職した会社に通っている僕です。
(前職でのうつ状態による体調の悪化とか転職については『ぼくが休職に至った経緯を一度整理しておこうと思う。』をご覧ください。)
今回は簡単に、現職の特許サーチャーという仕事を紹介しようと思います。簡単に言えば僕にとっては最高の仕事ですね。早く帰れるし稼げるし。
転職を考えてる人はどんな仕事なのか覚えておいて損はないでしょう。
ちなみに僕の前職は回路設計エンジニアです。日本のエンジニアは基本的に報われません。仕事が大変な割に給料は上がらないという、まぁありがちな職場でしたね。
転職してよかったー。
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特許サーチャーの仕事内容
まずは、特許サーチャーってどんな仕事なのか解説しておきます。
先行技術調査業務実施者(サーチャー)の仕事とは?
特許庁から受託した先行技術調査業務を実施します。
具体的な業務の流れとしては下記になります。
- 調査対象となる文献を精読し、技術内容について十分理解をします。
- 特許庁と専用回線で結んだサーチ端末を用いて、文献の検索・スクリーニングを行います。類似の技術内容が既に特許出願されているか検索し、結果を検索報告書にまとめます。
- 検索報告書を所属部長が確認し、検印します。
- 特許庁を訪問して審査官に対面で調査結果について説明をします。
- 会社に戻ったあと、審査官からの受領書を所属部長に提出して納品が完了します。
特許庁登録調査機関業務
特許庁登録調査機関として、先行技術調査業務を行います。
先行技術調査業務とは?
技術が特許化されるためには、新規性・進歩性等が必要とされます。
特許庁では、出願人から特許の出願があると、上記の観点を基に同一または類似の技術が既に特許出願されているか否かについて調査します。これを先行技術調査と呼びます。
要するに、特許庁が特許審査をするお手伝いとして、既存の技術を調べるお仕事ですね。
しかし、世の中にあるサーチャーの説明、分かりにくすぎでしょ。
特許サーチャーの良いところ
それでは特許サーチャーのいいところをまとめます。
- 特許未経験でもOK
- ほとんど1人で仕事ができる
- わけのわからないオッサンに面倒なことに巻き込まれることがない
- やった分だけ給料が増える
- 仕事量が自分で調整できる
特許未経験でもOK
特許に関する仕事の経験は必要ありません。
まずは特許庁の研修(3ヶ月間)でみっちり学ぶので安心して仕事を始められました。
ただし大卒かつ、研究又は開発の経験が4年以上(大学院もカウント可)必要です。
ほとんど1人で仕事ができる
仕事は基本的に1人で進めます。
無駄な部門間調整みたいな仕事がないからメッチャ楽!調整するのがダルすぎてエンジニアを見限った身としては本当に天国のような環境です。
まだ見習いなので先輩に相談しながら進めてるのですが、それでも関与者が非常に少ないので自分のペースでガンガン進められます。すごい。
わけのわからないオッサンに面倒なことに巻き込まれることがない
前述のとおり、ほとんど1人で進められる仕事です。
謎の泥沼プロジェクトに引き込まれる心配なし!
やった分だけ給料が増える
仕事をした分だけ給料が増えます。能力さえあれば若いうちからガッツリ稼げます。
僕はこの調子だと2年目には前職から年収100万円は余裕で増えそう。周りの同世代の先輩たちもかなり稼いでるらしいです。
若ければ若いほど情報処理能力は高いと思うので、若い方が有利な仕事なんですよね。
僕もしっかり修行して稼ぎますよー。
仕事量が自分で調整できる
ガンガン稼げる一方で、仕事量を調整して労働時間を短くすることも可能です。
時短勤務でもノルマさえこなしてればOK。
ノルマも会社と相談して決められる感じなのでゆるく働きたい人も居心地良さそうです。
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特許サーチャーの悪いところ
一方で、特許サーチャーの悪いところってどんなところなんでしょうか?
- できない人は稼げない
- ものづくり技術者としては死ぬ
- 経験が4年以上必要
できない人は稼げない
仕事量で給料が決まるので当然、仕事できない人は稼げません。
と言っても要求される能力は国立大入れるくらいで十分戦えます。実際僕もそうですし。仕事の性格上、受験勉強できた人は馴染みやすいように思います。
しかし、京都大学卒のでも50過ぎのおじさんは残念な感じだったりするので、やっぱり若い方が情報処理能力は有利なのかな。
ものづくり技術者としては死ぬ
一度特許サーチャーになってしまうとものづくりの現場に戻れることはないでしょう。ここが一番ハードルが高いところじゃないかと思います。
やっぱりものづくりにはロマンがあるしね。でも、日本では技術者は冷遇されすぎなので問題ないです。
ものづくりは趣味でも、3Dプリンタ、基板外注なんかでかなりのことができる世の中になってますし。
経験が4年以上必要
前述のとおり、大卒かつ、研究又は開発の経験が4年以上(大学院もカウント可)必要です。
特許サーチャーはこんな人にオススメ
特許サーチャーがおすすめなのはこんな人たちです。
- ガンガン稼ぎたい若者
- 日々の残業に苦しむ技術者
- エンジニアになったもののなんか違うな…と思ってるアラサー
- コミュ力の育成に失敗した元神童
ガンガン稼ぎたい若者
若くてもガッツリ稼げる数少ない仕事です。
若いうちにサクッと稼いで、あとは投資家として活動するのも可能。僕はここを目指してます。
日々の残業に苦しむ技術者
どこいっても技術者は冷遇なので、今つらい人はさっさと環境を変えよう。
エンジニアになったもののなんか違うな…と思ってるアラサー
エンジニアになったものの、ものづくりより技術を知る理解するのが好きなだけだった、という人も多いのでは?僕もその一人です。
特許サーチャーは検索だけでなく技術を理解しわかりやすく伝えることも要求されます。技術を知るのが好きな人にはピッタリの仕事かと思います。
コミュ力の育成に失敗した元神童
能力は高いのにコミュ力が足りないばかりにエンジニアとして大成しそうにない人、仕事の大部分を一人で進めるのでおすすめです。
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最後に
- 内向的な理系が稼げる数少ない職種が特許サーチャーです。
ネット上に情報は少ないですが、ググるときは「登録調査機関」とか「先行技術調査業務実施者」なんかで調べるとヒットするかと思います。