“転職を決めた瞬間”みたいなタグが流行ってるので僕が転職した理由をまとめとく。要するに「このままいても理想の生活は手に入らない」ってワケですよ。
・業界的に新しい技術に挑戦できず時代に合ったスキルが身につかない
・仕事の量と難易度に対する給料に不満
・企業のものづくりのやり方に不満— たか丸@ウルトラサン (@takamaru_bkrk) 2017年12月11日
何度も言ってるけど人はよかっただけに残念
— たか丸@ウルトラサン (@takamaru_bkrk) 2017年12月11日
どうも!たかまる(@takamaru_bkrk)です!
回路設計の将来を憂う人「エンジニア辞めたいな、、、他のエンジニアの転職理由ってどんなんだろ?」
こんな風に思っていませんか?
この記事では、回路設計エンジニアだった僕の転職理由をご紹介します。
- 転職理由① 時代に合ったスキルが身につかない
- 転職理由② 難易度に対して給料が少ない
- 転職理由③ 企業のものづくりのやり方に不満
簡単に言うと
って感じ。
僕はストレスによる体調不良を経て、2017年12月に回路設計エンジニアから特許サーチャーに転職しました。エンジニアとして働いたのは3年半ほどでした。現在はフリーランスとしてのんびり活動しています。
転職のトリガーになったのは体調不良だったけど、もともと転職するつもりでした。
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回路設計から転職した理由① 時代に合ったスキルが身につかない
僕のいた会社は時代にあったスキルが身につかない環境でした。商品開発は従来品の微小な改良ばかりだったからです。
これでは “人生100年時代” を生き延びられない、、、
問題1:技術進歩がない業界だった
僕がいた会社は電機メーカー。しかし製品はコモディティ化が進んだ業界でした。安い海外メーカーにやられっぱなしで、このままでは近い将来なくなってしまうことでしょう。
問題2:新しいことを始める余裕がない
少しでも設計の効率化になればと思って「品質工学(タグチメソッド)」を導入しようと活動したのですが失敗。
アホすぎでしょ。
回路設計から転職した理由② 習得が難しくきつい割に給料が少ない
回路設計は仕事の難易度は高いのに、給料は少ないように感じました。しかも残業が多く結構きつい。
問題1:回路設計は技術の習得が難しい
回路設計は職人の世界です。身につけるためのカリキュラムが整備されておらず、寿司職人のように「見て盗め」の世界。一人前になるまでに10年とかザラです。
専門書はたくさん出版されていますが、自分で手を動かさないとわからないことも多いです。しかも、回路設計ではモノを扱うので試作→実験には時間がかかりすぎる、、、
- プログラミングスクールである程度学べる
- 試行錯誤は画面上で完結する
- 2年の実務でフリーランスにもなれる
他の人よりもたくさん勉強して努力してもなんで稼ぎは少ないんだろう…
問題2:回路設計の仕事はきつい
回路設計の仕事は残業が多くきついものになりがちです。なぜなら、実物を作り評価するためには膨大な時間がかかるからです。
回路シミュレーションで試作回数を減らすこともできますが、”いきあたりばったりの激務” になりがち。
問題3:回路設計は技術の評価が難しい
いくら成果を出したとしても平均点に毛が生えたくらいしか評価されません。これは技術を数値で評価するのは難しいから。今後も、声の小さな技術者が評価されることはないでしょう。
時間をかけてスキルアップしても報われません。
一方で「工夫せず、頭を使わない人」は残業代を獲得できます。
- 効率よく仕事をこなしても評価されない
- 効率化で残業が減ると給料も減る
サラリーマンといえども、稼ぐためには残業代頼み。バイトと同じく時給で働くわけです。
という感じ。
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回路設計から転職した理由③ 企業のものづくりのやり方に不満
企業での “ものづくり” は「部門間の調整」も多いです。
陰キャの僕には苦痛でしかなかった…
営業からの要求仕様がなかなか上がってこない、という理由で仕様が決まらないまま設計を走らせてたことがありました。その結果、ある程度完成したところで「それは違う」とひっくり返されるという経験を何度もすることに。
生産性低すぎワロタ。
結論:回路設計者は将来性がなく報われない
心の声
- 「きっとどこのメーカーに行っても似たようなことしてるんだろうなぁ。」
- 「ハード設計者の育成には時間がかかるという定説があるけれど、それってただみんなのやり方が悪いだけでは…」
- 「ものづくり自体は大好きなのだけど、ここまでひどいと趣味でやってたほうがマシなレベル。いい大人が集まって何やってんだか。」
初めは会社への不満だったのがハード技術者全体への不満へと変わっていきました。改善は難しい。
ものづくりで生計立てられたらサイコー!って思って新卒から回路エンジニアになった僕ですが、「ハード技術者って将来ないじゃん」ってレベルまで糞だったんですよね。
ハードウェアは必要だから、雇用は安定してるメリットはあります。でも他にいいところがない、、、
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回路設計の転職は難しい?
「回路設計の転職は難しい?」と気になるかもですが、結局は人によります。
汎用性の高いスキルがあれば選択肢は多くなるし、専門性が高ければどこか使ってくれるかも。転職を検討している人は、まず転職エージェントに相談してみましょう。
あなたができることは以下の3つくらいではないでしょうか?
- 今の職場で働き続ける or 部署を変えてもらう
- エンジニア転職する
- 他業種に転職する
ちなみに僕は、エンジニア転職しようと活動して、気がついたら他業種に転職していました。
オススメは、ノーリスクでできる情報収集です。転職サイトに登録してエージェントに話を聞いてみると、自分がどの行動を取るべきか見えるはず。優秀なあなたが輝ける仕事が見つかりますように!
まとめ
以上、僕がエンジニアを辞めた理由についてご紹介しました。
- 転職理由① 「時代に合ったスキル」が身につかない
- 転職理由② 仕事の難易度に対して「給料」が少ない
- 転職理由③ 企業のものづくりのやり方に不満
そんなわけで ”職業・回路設計エンジニア” の道はサクッと終わらせて新たなキャリアを築くことになりました。
この記事を最後まで読んだ人は、今すぐ転職活動を開始するべし。理由は、悩んだ状態で働き続けると精神を病み、再起不能になるからです(自己紹介です)。
自分の身を守れるのはあなたの行動だけです。
例えば、下記が定番で使いやすいです。
- 転職エージェントのマイナビ|マイナビメーカーエージェント ※超大手。ものづくり系にも力が入っています。
- エンジニア専門の転職支援は「メイテックネクスト」 ※エンジニア専業の転職支援サイト。8割が非公開求人なので上記のいずれかに加えて登録しましょう。僕もお世話になりました。
もちろんすべて無料です。
もし一つだけに絞るならマイナビのマイナビメーカーエージェント。「超大手」かつ「ものづくりに特化」なので経験を生かして転職できる確率が高そうです。
少しづつ行動して、辛い仕事から脱出できますように。