プリント基板を製作しました。
エフェクター自作の中でもかなり面倒なフットスイッチ周りの配線をラクにする基板です。
使ってみたのでレポートします。思ってた以上に使えそうな雰囲気!
使用例
動作確認も兼ねて、過去に作ったRATコピー品に使ってみました。
before
after
つよそう。
配線がとってもスッキリしました。
フットスイッチかんたん配線基板、過去に作ったRAT的な歪みエフェクターで試用してみました。配線スッキリだし、何より強そうでいいですね。音出しOKだったので配布した方は安心して使ってください。 pic.twitter.com/5ohfSzBk8K
— たか丸@2017 (@takamaru_bkrk) 2017年2月7日
はじめて基板プレゼントというのをしてみたのですが、限定5名に2時間で完売とちょっと安心。
作ったわけ
もう2017年になったのにフットスイッチ周りの配線で時間取られてるの意味わからなくないですか?
というのがことの発端。
いつもエフェクター作ってるわけじゃないので作るたびに配線を確認してました。スイッチの仕組みは特別難しいわけじゃないけど、毎回思い出すのは結構な手間ですよね。
ちなみに、参考にしているのは通称メイド本です。
ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作【増補改訂版】 (シンコー・ミュージックMOOK)
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ピン間の抵抗とか意外と細かい作業になるので時間がかかりがちですよね。早く音出したいのに。
ハンダメッキして、からげて、はんだ付け。ミスったら外すの大変だしこんなことはもうやめよう。
構成
基板はこんな構成です。
- 左:入力(Input, GND)
- 上:エフェクト基板との接続(Send, Return)とLEDカソード
- 右:出力(Output, GND)
LEDの電流制限抵抗用のフットパターンも完備です(エフェクト基板GND用のランドは忘れてた)。
ハンダメッキは必要だけど、シルクのお陰で配線ミスは減るし、仮にミスしても修正は容易。
設計はKiCad、製造はSeeedStudio
設計にはそこそこ盛り上がってるフリーなCAD、KiCadを使用しました。今回のような配線だけの基板は、KiCadを使い始めるにあたってのトレーニングにちょうどいいかも。ぜひパクってみてください。
基板製造はSeeedStudioに発注しました。送料込みで10枚1500円ほどと激安でした。
http://bokuraku.com/seeedstudio-tracking-trace/
まとめ
- 自作エフェクターの不便をちょっとした一手間で解決!
スイッチ部品のフットパターンはWEB上でシェアされているものを利用しました。徐々に広がるハードウェアでのシェア文化の一端を感じられました。用意されたライブラリ、便利すぎる。
今回は試作です。今回の問題点を改善した第2弾の製作を予定しています。
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