3年前のリベンジ 真空管アンプのキットTU-870Rをいじり始めた

どうも、たか丸です。

依頼されてたエフェクターが落ち着いてきたので、真空管アンプをいじり始めました。

3年前に真空管オーディオアンプのキットTU-870Rを組立てました。当時の記事には、「TU-870Rの回路を題材にして回路の理論を勉強します」なんて書いてたけどひとつも触ってませんでした。なんていうかキットそのままでも僕の耳は満足だったし、はじめて回路解析するにはちょっとハードルが高かった。そして大学院ではエフェクターの方にハマってしまって触ることなく今に至るという感じです。

情熱の真空管アンプという立派な本(厚さ3cmほど)が無駄になってました。

情熱の真空管アンプ

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木村 哲
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回路の確認

まずは回路の確認です。キット取説の回路図は、2chの回路を一緒に書いてあって読みづらいので片側1ch分のみ書き出してみました。 するとトランジスタが真空管に置き換わっただけの見覚えのある回路に。3極管で増幅して、5極管で増幅して、アウトプットトランス(OT)でインピーダンス変換して、OT出力を初段へフィードバックさせてます。以前は全く歯が立たなかった回路に見通しが。

こんな記事を参考にしました。
Tokyo Metropolitan Life, Tube Audio and ROVER 75
定番のサイトにキットの改造記事
TU-870 回路など
CR結合 …
詳しい解説。一番上の回路がTU-870Rの1ch分を抜き出したものです。

電源確認と3極管接続へ向けて

さて、現状では動作中ランダムにブツブツ、バリバリとノイズが出ます。これは電源周りの異常によるものだと予想。 電源回路リップルフィルタのコンデンサを外してみるも外傷なし、コンデンサ追加を検討してます。線材の異常の可能性も疑って全て交換してみました。

そうこうしているうちに楽しくなって、出力段の5極管を3極管接続する改造を開始。部品の不足があったので一時休戦中です。 不足してたのは電源部に追加するリップルフィルタ用のトランジスタです。参考サイトではNPNパワートランジスタ2SC3158(Vce=400V、Ic=7A、hfe=20~80、TO-220)を使用している。同じ石は簡単に入手できそうになかったので代替品を選定。2SC2335(Vce=400V、Ic=7A、hfe=20~80)が良さそうです(データシート)。

まとめ

少しづつだけど分かることが増えてきて成長感じてます。キットは生産中止でもう手に入らない模様。別のキットも探せばいろいろと出てきそうですね。

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▼続きの記事

http://bokuraku.com/43544659/

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