GWということでちょっと工作。製作途中だったオーディオアンプを完成させた。電源はACアダプタから取る簡単仕様で、材料費は5,000円ほどだったけどいい音で鳴ってる。ぺるけ氏のミニワッターをマネして作りました。
— たか丸 (@takamaru_bkrk) 2018年5月3日
さすがにAnkerのワイヤレススピーカーと比較しちゃうとダイナミックレンジから歪率からぜんぜん違うね
— たか丸 (@takamaru_bkrk) 2018年5月3日
このページを参考にしました。
・最大出力は約1W。
・電源は700~800円程度のACアダプタを使う。
・増幅回路はオーソドックスな2段構成。
・それでもトランジスタはチャネルあたりたったの4個。
・実用性のあるかなりまともな音を出す。https://t.co/jNUObMKrHM— たか丸 (@takamaru_bkrk) 2018年5月3日
どうも、たか丸(@takamaru_bkrk)です。
- アンプを自作してみたい
- でも電子工作初心者だしどんなアンプがいいのかサッパリわからない
こんな風に悩んでいませんか?
先日ネットの記事を参考にオーディオアンプを自作してみました。これがまた、比較的安価に簡単に、実用レベルの音が出せて大満足。参考にしたのはぺるけ氏の『トランジスタ式ミニワッターPart2』です。
- 自作アンプの外観
- 製作した「ミニワッター」参考サイト
- 自作アンプの音質レビュー
僕は元・音響メーカー技術者。電気回路の設計を担当していました。またバンドでギターを弾いていた経験も。電子工作とかオーディオについてはいくらかこだわりがある人です。
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自作アンプ「ミニワッター」の外観
今回自作したアンプの外観はこんな感じ。シンプルでカッコいいです。
中身はこんな感じになってます(ラグ板でのしっかりした工作は初めてでした)。
製作した「ミニワッター」参考サイト
参考にしたサイトはぺるけ氏の『トランジスタ式ミニワッターPart2』です。
リンク先を読めば製作のイメージは十分つかめるはず。僕もWebサイトだけを参考に完成させることができました。
ミニワッターのコンセプトは「簡単安価で高音質」
ミニワッターのコンセプトはこんな感じです。
- 最大出力は約1W。
- 電源は700~800円程度のACアダプタを使う。
- 増幅回路はオーソドックスな2段構成。
- それでもトランジスタはチャネルあたりたったの4個。
- OPアンプなどのブラックボックスは使わない。
- 老眼でもつらくないように平ラグで作れる。
- しかも、ステレオの全回路が12P平ラグ2枚に載る。
- 実用性のあるかなりまともな音を出す。
- 製作費はできるだけお財布に優しく、節約すれば6,000円くらいから、少々贅沢をしても10,000円+α程度。
簡単に言うと、
です。
詳しくは参考サイトの解説を参照ください。
製作費はたったの6,000円
予算6000円で本当にできてしまいました(ACアダプタ込み)。
自作の醍醐味のひとつが「買うより安い」だと思うので大満足です。6,000円ではアンプはなかなか買えませんからね。
ACアダプタは秋月電子通商で入手。12V1Aのものです。
今回はケースに2800円もするアルミ製のものを使ったけど、1000円くらいの樹脂製のものにすればもっと安くできそうです。
- アルミケース使用 → 約6,000円
- 樹脂製ケース使用 → 約3,000円?
3,000円ならメチャクチャ手が出しやすいですね。
ちなみにパーツはほとんどマルツオンラインで揃えました。さすがに欲しかったトランジスタ、ダイオードはマルツオンラインにはなかったので他のネット通販で入手です。
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自作アンプ「ミニワッター」音質レビュー
音質は十分実用です
肝心の音はというと、確かに実用レベルでした。
【感想】
安価な材料と簡単な工作でここまで良い音出せるんだ、、、
過去にハードオフで手に入れたアンプに比べると高音質なくらいです。
全体的な印象としてはまとまりのある音、という感じ。高音の伸びがよく、シンバルの音が気持ちいいです。比較的簡単かつ安価に製作できてこれだけの音質が出せたら十分すぎる、、、
【試聴に使用した音源】
STEELY DAN スティーリー・ダン AJA REMASTER CD
でも真空管アンプと比べると物足りない
しかし正直なところ、以前製作した真空管アンプの「そこで楽器が鳴ってる感じ」はありませんでした。空間の表現力が少し足りない感じです。
これは価格差を考えると仕方がないです。真空管アンプは2.5万円、今回のミニワッターは6000円ですからね。コストを考えると本当に素晴らしいアンプだと思いました。
気がついてるかもですが、自作アンプはメインアンプにはなりません。
自作アンプのデメリット
- 信頼性が低い(すぐ壊れるかも)
- 拡張性が低い(入出力端子が限られる)
なので、不便のない環境が欲しい方はまず定番の入門向けアンプを購入するべし。
3万円以上かかりますが、工作(トラブルシューティング)の手間や、長期間使えることを考えると決して高くはないはず。3年使えば月1,000円ほどですね。安い。
例えば下記3機種はDAC内蔵でBluetoothに対応していたりします。
- Denon PMA-600NE:Bluetooth & デジタル入力搭載
- Olasonic NANO-COMPO NANO-D1:DAコンバータ内蔵、ミニマルデザイン
- TEAC AI-301DA-SP/B:Bluetooth & デジタル入力搭載、ミニマルデザイン
オラソニック ヘッドフォンアンプ内蔵D/Aコンバーター NANO-D1
視聴に使用したスピーカーはハードオフで手に入れたONKYOのD-062AXというモデルです。
発売当時(1997年)の希望小売価格は1組で22,050円。今ならハードオフで5000円で手に入ります。ハードオフの5000円クラスのスピーカーの中には、こんな製品も眠っています。
「スピーカー欲しいけどお金ない」「工夫でなんとかしたい」という人はハードオフに行って型番で検索しまくるといいかも。スピーカーを中古で入手し、かつアンプを自作するとかなりのコストダウンになります。
まとめ:自作アンプでも音質は十分実用
- 材料費6000円で簡単な構成でも十分聴けるアンプが作れました。
ラグ板でのはんだづけは結構大変だったけど、はじめての自作オーディオアンプには最適な1台だと思います。あなたも調べてみてはいかがでしょうか。
自作の参考にした記事>>トランジスタ式ミニワッターPart2
オラソニック ヘッドフォンアンプ内蔵D/Aコンバーター NANO-D1