どうも、たか丸です。
大学の研究用のエフェクター FuzzFactoryモドキ を製作中です。
発振するのが電気的にオイシイのです。
今回はそんなFuzzFactoryの製作記です。
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事前の測定
誤差3%とか5%とかいうけどもっと小さかったです。
シミュレーションのために
製作の前に抵抗、キャパシタの値を測定しました。
研究で回路シミュレータを回す必要があるからです。
抵抗、キャパシタの正確な値を入力してやらないと、シミュレータは正確な計算ができませんからねー。
測定方法
測定には簡易ディジタルテスタを使用。
ピコオーダーまでなら安いものでも十分です(ナノオーダーだと誤差がでかい)。
以下、POTの特性の測定について。
ワニ口クリップでテスタとつないでます。
回転量がわかるように目盛りとノブを付けて測定。
実際にAカーブ、Bカーブがどうなってるのかを見ます。回路シミュレータに突っ込むときに、何時だから何オームってのを入力するので。これで前準備は完了。
基板のはんだづけ
つづいてユニバーサル基板にさくさくっとはんだづけ。
回路図はネットで適当に拾って使いました。
基板の加工
基板の加工はカッターと棒ヤスリで。
「オモテ面にカッターで傷つける→オモテ面割る(ウラ面ランドでプラプラの状態)→ウラ面をカッターで切断→ヤスリで整える」で簡単にきれいに仕上がります。
その他
トランジスタの実装にはソケットを使用してます。
これなら後で取り外して特性を測定できます。
トランジスタ特性の測定には上等な測定器を使用しましたが、簡易測定であればテスターでhFEを見るだけでいいでしょう。
測定値はトランジスタのモデルパラメータ抽出に使用しました。
トランジスタのシミュレーションモデル作成方法は、書籍「定番回路シミュレータLTspice 部品モデル作成術」が詳しいです。
ケース穴あけ
電動ドリルを使ってさくさくっと穴あけです。
電動ドリルを使った穴あけ
ポンチを打つのはもちろんなんですが、基本的にボール盤でないと正確な位置には穴が開きません。
僕が電動ドリルを使うときは「ポンチ打つ→電動ドリルで3mm程度の下穴開ける→棒ヤスリで穴の中心を調整→電動ドリルで穴を大きくしてく」の流れでやってます。すこし手間はかかるけどツマミがきれいに並んでないとカッコ悪い。
ケースのサイズ
今回ケースはMXRサイズよりひとまわり大きいHAMMOND1590BSサイズを使用。オシロスコープのプローブを突っ込むときに窮屈になると嫌なので。
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配線作業
まずはLEDとバイパスの配線チェック。
続いてポットの配線です。5個もあるからいつもより大変。
そして組み込み。
簡単にデザインしたシールを貼って完成です。
シンプルな方が失敗なくていいっすね。
試奏
おもしろいです。(小並感)
思ってたとおり、ファズというよりも飛道具に近い。ノイズ発生器になるし、ファミコンの効果音みたいなブツブツ切れるサウンドも出せるしで、使い道がわかりません。
僕はディレイと組み合わせてスペーシーな不思議フレーズを作って遊んでました。
セッティング次第で普通のファズとしても使えないこともないけどあえてファズファクを使うなら変態になるべき。そんなペダルです。
POTの数は多いけど回路自体の構成は単純なので製作の難易度は低め。初心者でも簡単に作れることでしょう。
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