「ありがとう」と唱える効果 | 3ヶ月で心の余裕を取り戻した方法

毎日なんだか上手くいかない。勉強や読書は継続できないし、なんて自分はダメなんだ。自己肯定感が持てなくて苦しいです。

そんなあなたに向けて、この記事では「ネガティブ思考だった僕が、たったの3ヶ月で心の余裕を取り戻した方法」をご紹介します。

軽く自己紹介すると、僕は5年前に適応障害と診断され、転職したものの再発し、逃げるようにフリーランスになった人です。しかしここ1年間で心も身体も元気を取り戻し、ついに就職し社会復帰するに至りました。

今回紹介する方法は、僕に効果があったというだけの一例ではありますが、少しでも参考になれば嬉しいです。

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「ありがとう」と唱え続けよう

結論ですが、心に余裕を取り戻すためには「ありがとう」と唱え続けることが有効でした。

具体的には以下のように実践していました。

  • 散歩中に「ありがとう」と唱え続ける(30分程度)
  • 唱えながら「ありがとう」の意味を考えてみる
  • 感謝の対象を探しながら唱える

Before/After

「ありがとう」と唱え続けることで以下のような変化が起こりました。

■これまでの自分:超ネガティブ

原因不明の胃痛が治らない、改善しなきゃ。ギター歴が10年以上もあるのに、この程度しか弾けないなんてダメだ。もっと努力しなきゃ。こんな自分では生きている価値はない。40歳までに治らなかったら死ぬしかない。

■いまの自分:フラットな視点

まだ胃痛はたまにあるけれど、最初に比べたら随分回復した。頑張ってくれている身体を労りながら、できることをやっていこう。ギターで30days speed shredは攻略したし十分頑張っている。でもまだ上達の余地はあるから引き続き練習しよう。

最初は半信半疑でしたが、お金がかからないしやってみるか、ということで挑戦開始。1週間ほどで感謝が染み付いてきて、気がついたら余裕とフラットな視点が身についていました。

「ありがとう」と唱え続ける効果

「ありがとう」と唱え続けて感じた効果をまとめるとこんな感じ。

  • 効果1. すでにたくさんの幸福を手にしていることに気づく
  • 効果2. 不足以外の視点を持てる、充足/不足のバランスが取れる
  • 効果3. 小さなことにも感謝できるようになる

効果1. すでにたくさんの幸福を手にしていることに気づく

ありがとうと唱え続けていると、感謝の対象を探し始めます。

身体の部位一つ一つ(手、足、目、耳、鼻、、、、)、持っているものすべて(家族、着ている服、持ち物一つ一つ)、できること(歩ける、呼吸できる、考えられる、、、)などなど。

感謝の対象を探していると、既に無数の幸せを持っていることに気が付きました。いつも新しいギターを探してたけど、すでにいいギター持ってるじゃん!

効果2. 不足以外の視点を持てる、充足/不足のバランスが取れる

これまでは「まだ〇〇できない」「まだ〇〇は改善できる」と窮屈な考え方が中心でしたが、いま持っている無数の幸せに焦点を当てたおかげか、少し安心した考えを持てるようになりました。

いわば「充足/不足のバランスが取れた状態」です。全裸のホームレス状態だった精神に、温かいホームができた感じ。

効果3. 小さなことにも感謝できるようになる

充足に焦点を当てたおかげで、幸福の感度が高くなりました。

「信号が青だった。ラッキー!」
「天気いいじゃん。やったー!」

みたいな。

ありがとうが染み付いた、とでも言うのでしょうか。不思議な感覚です。

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すべて自分の解釈次第。

さて、よく言われることだけど、一つ一つの出来事をどう捉えるか、どのような意味を見出すかは自分次第です。

一見悪い出来事でもポジティブな意味を見出すことができれば、それは単に不幸せな出来事ではなくなるからです。(例えば、コップに入った水に対し「もうこれだけしか残っていない」「まだこんなにたくさんある」と2つの視点がある話が有名ですね。)

大学・大学院の卒論で「事実と意見の峻別をしなさい」と何度も言われましたが、日々の生活は事実で決まるわけではなく、意見(捉え方)で作られるということを強く実感しました。研究の世界では意見よりも事実を重要視するけれど、現実生活では意見(解釈)の占めるウェイトが大きいみたいです。

僕が体調を崩したのも、これから始まるハッピーなフロントエンドエンジニアライフへの布石だったのかもしれない、、、

「現状に満足してOK」というお花畑思考ではない

勘違いしてほしくないのは、「現状への感謝は、決して現状維持への肯定ではない」ということ。現状への感謝は、ともすると、現状に満足してあぐらをかくことを推奨しているように思われるかもしれないけど、それは違います。

現在に感謝をしていても、未来には欲望を持つことは可能です。強欲に行こう。

「裸のホームレスではなく、安心できる居場所のある人間だ」という自己肯定、そしていままで持っていた不足感、両方があれば高いエネルギーで成長改善していけると思っています。

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まとめ

この記事では、3ヶ月で心の余裕を取り戻した方法として「ありがとう」と唱えることを紹介しました。お金はかからないので、今日でかけるときに試してもらえると面白いかも。きっと感謝が染み込んできます。

じつはこの方法、仏教などでも同じアプローチがあるようです。

■参考書籍

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