自宅でもっとギター練習したい。夜しか時間取れないけど、そうなると騒音が気になる。もっと練習時間を確保するのにおすすめのアイテムはない?できればコスパ高いとうれしいんだけど。
こんな風に考えていませんか?
この記事を読めば、練習時間を増やし上達するのに役立つアイテムが分かります。結論から言うと、僕はアンプシミュレータとヘッドホンを選択しました。コンパクトかつ多機能なシステムで超快適です。
少し自己紹介しておくと、僕は元音響メーカーエンジニアの34歳。仕事をしながら速弾きの練習を開始して、3ヶ月でこんな曲を弾けるようになりました。
機材を揃えたことがモチベーションアップに繋がったと思う。
この記事では「アンプシミュレータ+ヘッドホン」を選んだ理由とか、実際に使っている機材の簡単なレビューをまとめます。
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結論:アパート環境なのでアンプシミュレータとヘッドホンを選択
前述のとおり、僕はアンプシミュレータとヘッドホンで練習することにしました。理由はやはり騒音問題です。
アンプで音を出すのは気持ちいいけど、使える時間が日中〜夕方に限られるのは辛い。そして物理的に場所を取るのもなんだかなぁという感じ。
- アンプシミュ:ZOOM G1FOUR 7,260円
- ヘッドホン:Audio-technica ATH-M30 2,000円(中古)
合計9,260円で練習環境が整いました。
アンプシミュレータの選択肢とメリット・デメリット
アンプシミュレータ+ヘッドホンで練習する場合にもいろいろ選択肢があると思う。
- スタンドアローンなアンプシミュ
- PC上のアンプシミュ(GarageBandとか)
- スマホ・タブレットのアンプシミュ(とか)
それぞれのメリット・デメリットはこんな感じ。
メリット | デメリット | |
スタンドアローン | 物理ボタンなどで扱いが簡単 | 機能が限られる |
PC | 自由度が最も高く、なんでもできる | 操作項目が多すぎる、PC起動が必要 |
スマホ・タブレット | 自由度がそこそこ高い | スペック不足で遅延しがち |
多機能と操作性はトレードオフの関係にありますね。できることが多いと便利だけど、操作が煩雑になりがちです。あと、PCやスマホ・タブレットではオーディオインターフェースが必要なことにも注意。
スタンドアローン型を選んだ理由:すぐ使える
僕はスタンドアローン型を選んだんだけど、その理由は、導入の目的が「練習時間を増やすこと」だったからです。
スタンドアローン型なら接続も簡単だし、起動したらすぐに使えるし、物理ボタンで操作も快適。練習を始めるためのエネルギーを下げることで、自動的に練習時間が増えると考えました。
逆にPCとかスマホ・タブレットだと多機能な反面、面倒なことも多く発生します。実際アプリの不具合とか強制終了に悩まされることもありました。
スタンドアローン型はPCとかスマホ(タブレット)アプリに比べるとできることが少ないけど、AUX端子に外部機器を接続すると機能を拡張できます。
具体的には、iPadを接続して、Youtubeからバッキングトラックを流してセッションすることができます。つまり、スタンドアローン型でも擬似的にネットに接続可能というわけ。
機材1. アンプシミュ ZOOM G1FOUR の紹介
僕が購入したアンプシミュ(マルチエフェクター)のZOOM G1FOURはコスパおばけでした。リズムマシンとルーパーがついてて音が悪くないのにたったの7,260円。
あらかじめ音作りをしておいて、メトロノームに合わせて運指練習やピッキング練習をしたり、AUX端子からオケを流して遊んだりしてます。昔のマルチみたいに音が最悪じゃなくていいね。
ZOOM G1 FOUR Multi-Effects Processor
気に入っているところ
- 電池駆動可能:電源ケーブル不要ですぐ音が出せる
- ノブたくさんで操作性◯:「1ボタンに複数の機能」より操作しやすい
気になるのはチューナーの解像度くらい。練習には十分だけど、録音すると音痴に感じますね(+録音すると音質も気になってくる)。
高くていいものはたくさんあるけれど、1万円以下ではトップクラスの製品(安くていっちゃんいいヤツ)だと思います。最低限のコストで環境を作って、操作に慣れたり不満が出てきたりしたら、次は5万円くらい出してみようかなという予定。
追記:新製品 G2 FOUR / G2X FOUR が出ましたが
2022年12月にG1 FOURの後継機種G2 FOUR / G2X FOURが発売されました。
G1 FOURに比べてハードウェアの性能が上がりサウンドは改善したようですが、電池駆動ができなくなりました。ACアダプタを接続する手間が増えるので、購入は見送りです。練習用には音質は捨てて、使いやすさを重視したいです。
USBバスパワー動作には対応しているためモバイルバッテリーでの動作は可能のようですが、結局つなぐものが増えるので解決策にはなってないですね。
サウンドを重視するならLINE6のHX Stompを購入したほうが幸せになれそう。
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機材2. ヘッドホン Audio-technica ATH-M30 の紹介
コスパで選ぶなら、往年の名機をメルカリで。
ということで選んだのがAudio-technica ATH-M30です。本体はメルカリで1,500円で入手し、イヤーパッドを500円で交換しました。メルカリでヘッドホンを眺めつつ、型番でググってたら安い名機が見つかるはず。
値段のわりにしっかりしてるし、音質は練習用には十分です。カナル型イヤホン(SONYのMDR-EX800ST)に比べて、ズシンとした低音や音の広がりが感じられました。密閉型ヘッドホンの恩恵だと思います。
新品で低価格帯を狙うならクラシックプロのCPH7000、Audio-technicaのATH-M20x, ATH-M30xとか密閉型ヘッドホンがいいと思う。
上達するには何よりも環境が大事です。練習を始める敷居を下げる→練習時間が増える→上達しやすい。勝間和代が言ってたから間違いない。
まとめ
この記事では練習時間を増やし上達するのに役立つアイテムとして、スタンドアロン型のアンプシミュレータとヘッドホンを紹介しました。
練習するかどうかはアナタ次第ですが、上達のチャンスは少しの投資で作れます。ぜひお試しを。
ZOOM G1 FOUR Multi-Effects Processor