どうも、エンジニアブロガーたか丸(@takamaru_bkrk)です。
電子工作に使う工具ってなんでもOKみたいなことがあるからか、どんなものを使えばいいか情報が少ない気がします。
わかってる人には当たり前なんだけどはじめての人はサッパリわからない、みたいなよくある話ですね。
というわけで、これまでに公開した電子工作の工具関連記事をまとめてみようと思います。
本業が回路エンジニアで一応プロな僕が使ってる工具が参考になれば幸いです!
今回取り上げるのは、はんだごて、ニッパー・ラジオペンチ、そしてテスターです。
はんだごて
まず、はんだごてに関してですが、温度調整機能付きのHAKKOのFX-600を買っておけば間違いないと思います。
デフォルトのコテ先はちょっと太めなので、チップ部品のはんだ付けなどの細かい作業をする場合は交換用のコテ先もあると便利です。
意外と重要なのはコテ台です。
入門用の安いものでも十分仕事はできるのですが、ショボいコテ台はひっくり返りやすくて危険です。コテ台にはしっかりと投資しましょう。といっても1000円以内でしっかりしたプロ仕様のものが手に入ります。
はんだごてとコテ台について、詳しくは「プロも愛用するはんだごてとコテ台のご紹介」で。
ニッパーとラジオペンチ
ニッパーはリード線を切る程度なので精度は特に要求されません。
ニッパーとラジオペンチは最初はダイソーのもので十分です。ただし、やっぱり刃先が薄いほうが作業はやりやすいですし、切れ味もいいに越したことはないです。
僕の憧れはフジ矢 スモールニッパ MP4-110とマイクロラジオペンチMP6-150です。
会社で使ってるんだけど、動きがスムーズでかみ合わせもよく使ってて気持ちのいい、良い道具という感じです。
店頭で値段を見て諦めて帰ったのですが、Amazonならかなり安く手に入りますね。いまさら買い換えるのももったいないし、やっちまった、という感じです。
現在使っているのは1000円くらいのもので、これでも自宅用には十分です。
詳しくは下記記事で。
テスター
工具とはちょっと違うけど、電子工作をするならテスター(マルチメーターとも呼びます)は必須です。
テスターで何ができるかというと、抵抗値、静電容量、電流電圧の測定です。物によってはトランジスタのhFEを測れるものもあります。
動作確認には不可欠で、本当はオシロスコープも欲しいところだけど、エフェクターくらいの工作であればテスターがあれば十分です。
僕はノマド的な観点からコンパクトなカードタイプのSanwa PM-3を使っています。
しかし、あまりオススメはできません。小さすぎて軽くて、かえって扱いづらいからです。特別持ち運ぶ必要がなければいくらか大きさのあるものがいいです。
今買うならCrenovaのデジタルマルチメーターですね。コスパ高いです。
上記記事でも紹介したワイヤストリッパーは予算に余裕があればあるとかなり便利です。
ニッパーでも被覆を剥ぐことはできるけれど芯線を切断してしまうミスも多いので、線材を無駄にせず、余計なストレスなく作業するにはワイヤストリッパーが欲しいところ。会社でもよく使ってます。
数千円で解決できるミスをわざわざ努力で抑える必要はないのです。
まとめ
そんなわけで電子工作に使う工具(はんだごて、ニッパー、ラジオペンチ、テスター)をまとめてみました。
まあなんていうか、楽器の機材厨と同じで、道具にこだわってる割に工作してない人にはなりたくないものです。最近はそうなりつつありますが…^^;
この記事で紹介した工具は以下のとおりです。参考にどうぞ。