トラ技連載の3.3V〜24V 出力スイッチング型USB可変電源実験キットがフライバック電源の教材として秀逸でした

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どうも、たか丸です。

憧れだった実験用電源をついに入手しました。

CQ出版が販売しているキット「3.3V〜24V 出力スイッチング型USB可変電源実験キット」です。組み立てて、電源回路の動作も理解できて、さらに実用!と1粒で3度おいしいヤツです。

3.3V〜24V 出力スイッチング型USB可変電源実験キット(解説PDF付き)

スペックとか

このキットはトランジスタ技術2014年12月号~2015年3月号にかけて連載されていた記事をキット化したもの。大きな電流は取れないけど出力電圧の範囲が3.3V-24Vと広いのでとりあえず1台あるとだいたいなんでもできそうです。エフェクターも十分駆動できます。

  • 入力電圧:4.5V-7.0V
  • 出力電圧:3.3V-24V
  • 出力電流:0A-0.3A
  • 回路方式:フライバックコンバータ

写真ではPCのUSBポートから電源を取っていますが、スマホの充電器みたいなACアダプタからでも電源を取ることができます。このキットには電源と負荷の保護のために電流リミッタが入っているんだけど、やっぱりPCが故障しないか心配。なのでダイソーの充電器でも買ってきて運用しようと思っています。

それから、トランス自作のための部材も入っています。まだ着手していないけれど。

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自作しなくても完成品トランスも同梱なので、電源キットの組立自体はすぐにできてしまいます。全部自作することも考えたけどやっぱりキットが楽でいいです。

その他、トラ技の記事PDF同梱で設計の後追いができて満足でした。今後の展開としては、ひとまずケースに収めることを考えています。基板丸出しのままでは少々使いづらいです。キットにケースは付属しないものの、市販のケース加工図面がついてきます。このあたりもラクでよいですね。

まとめ

仕事で電源を設計することになったのでサクッと習得できるようにとキットに頼ってみました。実際に動作を見ると理解が早いです。

というか具体的な回路設計の方法ってあまり資料がなくて困ってます。ベテラン設計者には作ってみるしかない!って言われるんだろうけど、すでにある技術を時間かけて習得することに意味があるとはどうも思えません。このキットみたいにチュートリアル的なものがもっとあってもいいと思う。

みんなどうやって設計できるようになるんだろう…

組み立てに興味なければ同じくらいの価格でもっと高出力な製品版が買えますね。

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