【自作エフェクター】RAT系DIST「ランドグラフMOD」の製作

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どうも、たか丸です。

  • 自作ランドグラフMODってどんな音なんだろ?
  • RATと比較するとどっちがいいの?

こんな風に思っていませんか?

 

この記事は、RAT系ディストーションペダルLandgraff MODの製作記です。ネットで適当に拾ってきた回路で製作しました。製作したのは2013年7月。

当時はFF4なペダルシリーズを作ろうとしてたので、デザインはゴルベーザ四天王 土のスカルミリョーネです。四天王の中でも最弱のやつです。

 

制作当時、僕は電気系の大学院生でした。エフェクター回路の回路シミュレーションについて研究してまして、何台ものエフェクターを自作していました。

自作エフェクターのムック本を参考にしたり、周りの電子工作経験者にアドバイスをもらったりしながらの製作です。

この記事ではそんなノウハウも公開しつつランドグラフMODの製作記をまとめていきます。

 

それではいってみましょう!

 

<記事の内容>

  • 自作ランドグラフMOD製作記
  • RAT系DIST、ランドグラフMODの音色レビュー

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自作ランドグラフMOD製作記

まずは製作記をまとめます。下記の手順で製作しました。

  1. 基板の製作
  2. アルミケースの加工
  3. 基板の組み込み→完成

繰り返しになりますが、回路図はGoogleにて検索し拾ったものを使用しています。「Landgraff MOD 回路図」とかで検索すれば出てくるはずです。

自作ランドグラフMODの製作1/3:基板の製作

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まずは基板の製作についてです。

今回はブティック系のLandgraffだからオーディオグレードなバーツを使用しました。

 

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使用した基板は普通のユニバーサル基板です。ユニバーサル基板をカッターでカットしたものを使用しました。

 

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マジックでウラの配線パターンを描きました。配線ミスを防ぐためです。

自作エフェクターで音が出ない失敗の原因のほとんどは「単純な配線ミス」です。ちょっと面倒だしカッコ悪いけれど、なれないうちはマジックでマーキングしたほうがいいでしょう。

 

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部品のはんだづけは、ICソケット、抵抗といった背の低い部品から先に進めます。先に背の高い部品をはんだ付けすると背の低い部品が付けにくくなってしまうからです。

 

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そんなこんなで基板部分完成!オーディオグレードな部品を使って華やかです。

ランドグラフMODの製作2/3:アルミケースの加工

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続いてアルミケースの加工です。

シールをデザインしたものを当てて、ポンチを打ったあと電動ドリルで穴を開けました。

 

シールのデザインについてはPowerPointを使った自作エフェクターのためのシールデザイン」まとめを、電動ドリルについてはエフェクター自作に便利!な電動ドリル選びに失敗した話をご参考にどうぞ。

http://bokuraku.com/30559467/

http://bokuraku.com/40143871/

 

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そんなこんなで穴あけ完了です。

ランドグラフMODの製作3/3:基板の組み込み→完成

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最後に、基板やポットなどの部品を組み込んでいきます。

クリップ切り替えスイッチがあるのでレイアウトがシビアになります。きちんと考えてレイアウトしましたが、ギリギリです。

 

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シコシコと配線です。

配線するときは撚り線に予備ハンダ(ねじった後に半田あげ)必須です。予備ハンダするだけで配線のはんだづけが一気に楽チンになります。

 

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これは失敗なのですが、電池が収まりませんでした。どうせ電池では使わないしOK、ということで電池は省略です。

ちゅーことで電池は諦めて完成です。

 

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Landgraffっぽい直角な配線の取り回しにしてみました。

 

ちなみに、今回使用したオペアンプは缶タイプのLM308です。RATといえばコレですね。

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RAT系DIST、ランドグラフMODの音色レビュー

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結論から言うと、求めていたディストーションです。荒いけど耳障りじゃない!

LINE6のディストーションモデラーDM-4を使うのやめて以来、好みのディストーションペダルを求めてたんですが、、、やっぱり歪みはアナログ回路のほうが気持ち良いですね。

 

ちなみにDM-4の中ではRATのモデリングをメインにしてました。

というわけで、以前自作RATを作ってみたわけですが、音がこもりがちだし、Filterのスイートスポットが狭すぎで使いづらかったんですよね。

RATだとセッティングがキマるとめちゃくちゃ気持ちいいんだけど、もう少しだけスッキリしててほしいなと思っていました。

 

今回製作したMODはRATのキャラクターそのままに少しスッキリしたサウンドです。クリップ切り替えスイッチはすごく便利。「ワイルドな歪み」と「きめの細かい歪み」の選択ができます。

この音色の差はシリコンダイオードの対称クリップと非対称クリップの切り替えで実現してます。

 

<僕のクリップ使い分け>

  • 古臭いロック → 対称クリップの荒いサウンド
  • 現代のロック → 非対称クリップの上品なサウンド

 

1台で複数のキャラクターの歪みを作れるのは省スペースでお得。

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まとめ

以上、RAT系のブティックエフェクター、LandgraffのMODの自作についてまとめました。

MODは比較的簡単に製作できるのに本格サウンドが得られるのでオススメ!

 

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