自作オーバードライブエフェクター Blues Breakerの製作

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またエフェクターを自作中。
今回はマーシャルの歪み系エフェクターBlues Breakerのコピーです。

回路図・部品の入手

今回、回路図はtonepadから拝借しました。

部品はGarrettaudioで注文。総額は送料込みで3500円くらいでした。

基板の作製

まずは基板部分を完成させました。

プリント基板を作る環境はないので、素子間は抵抗の足で配線。

今回製作したBlues Breakerの回路規模は大したことないけれど、細かい配線に大苦戦。

空間系エフェクターなどの回路規模の大きいものを作るときはプリント基板を作れると捗りそうです。

動作チェック1

完成した基板とジャック、ポッドなどをワニ口クリップでつないで動作確認をしたところ、無事一発で鳴りました。

音の印象は、コードがきれいに響く、倍音成分が気持ちいい、そんな感じ。最近ギタボをすることが多いので、バッキングのコード弾きで活躍してくれそうですねー。

動作チェック2

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しかしケースに組み込んでテストすると鳴らない。

オペアンプが壊れた?どこかハンダ付けが甘いのか?と思ってつけたり外したりしましたが・・・結局、ユニバーサル基板からの接地ができてなかっただけでした。恥ずかしい。

動作確認の前に、電源とGNDの配線くらいは確認するようにしよう。

というわけで完成です。

反省とか

まだまだエフェクター自作をはじめたばかりなので、失敗も多く学ぶことも多いので反省点をまとめておきます。

電源の配線を確認しよう

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組み込み後の動作確認で音がなりませんでした。

原因は前述の通り、GNDの配線を忘れていたこと。

今後は動作確認の前に、電源系の配線くらいは確認したいですね。

パーツ配置で油断しない

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これまでに自作したエフェクターでは、可変抵抗やジャック、スイッチといったパーツの配置に非常に苦労しました。

今回は苦労のないように大きめのケースを選択

ケース大きめなのでパーツ配置をテキトーにすませて、サクサクっと穴あけ、組み込みをすることに。

これが大失敗で、ポッドとジャックがショートしそうになりました。

ショートはビニールテープで絶縁することで回避。ギリギリだったけどなんとかおさまってよかったです。

いくら大きなケースでもパーツ配置は丁寧に。ケース加工してしまうとやり直しきかないですからねー。

改造して音色調整

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試奏してみたものの、不満があったので改造することにしました。

音色の不満

モディファイするにあたって、不満だった点について。

1.ハイがキツすぎ

ネットで評判が良いということで製作したBluesBreaker。

特徴はマーシャルアンプのようなハイの出方です。ギラギラしてます。でも僕の環境ではなんだかハイが出すぎ。

シングルコイルと組み合わせるとどうも耳障りな音になってしまいます。

2.音作りの幅が狭い

音作りの幅がちょっと狭いですね。

Driveツマミは常に3時以降。Toneツマミはゼロでもハイが出すぎ。マーシャルっぽい音にしかなりません。

もうちょっとローが出て、歪んでくれれば音作りの幅が広がるのになと。

モディファイ内容

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上の不満をふまえてモディファイを開始。回路図はtonepadのを使ってます。

1.ハイパスフィルタのカットオフ周波数を下げる

特徴的なハイを削りたくはなかったので、ローを加える事でバランスを取ることにしました。

回路図とにらめっこしながらフィルターの勉強した結果、初段の非反転増幅回路の反転入力から4.5Vの間がハイパスフィルタになっていることを確認。

カットオフ周波数は抵抗値と静電容量に反比例です。静電容量を上げるとカットオフ周波数は下がるので、ローが出るようになるというわけ。

「キャパシタを交換して、鳴らして」を繰り返した結果、ハイパスになってる尾ひれの最後、4.5Vと接続されてる0.01uF→0.012uFに。

これ以上大きくするとBluesBreakerの特徴がなくなってしまいました。

■参考記事
オペアンプによるバンドパスフィルタ 趣味の電子回路工作


2.歪み量の底上げ

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Gainツマミの最低値を上げることで歪み量の底上げを図りました。

結果27kΩを追加。これ以上足してもノイズばかり増える感じ。

ちょっと足りなかったので、次段、反転増幅回路の帰還部分の抵抗を6.8k→8.2kと変更。


3.その他

さらにGainポットの2番、3番端子を短絡。こうすることでGainを上げても音がこもりにくくなることをネットで発見。確かにそうでした。

レビュー

完成後に改めて試奏したのでレビューでも。

音色は狙いどおり、暴れていたハイが落ち着いて、より歪ませることもできるようになったので、音作りの幅が広がりました。

Toneを上げればギラギラしたマーシャルサウンドが楽しめますし、Toneを抑えると太くて甘い音も出せます。

JC-120のパキパキした感じをごまかすためにプリアンプ的に使うのもいい感じですね。

好みの音になったので、久々に時間を忘れてギターに没頭。
気づいたら3時間が経ってました(;´∀`)

まとめ

自作エフェクターBluesBreakerの完成です!

改造したのでまた別物にはなってしまいましたが、、、

オーバードライブの製作依頼があったときに真っ先に勧めたいペダルが完成です!

その他の製作記事はまとめページ『過去の電子工作一覧』にまとめてます。こちらもどうぞ。

ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作【増補改訂版】 (シンコー・ミュージックMOOK)